「調査に意味があった」とはどういう意味か

調査は意味があったの?

調査設計をする際、調査目的を定義することが大事なのは言うまでもないが、その際に、調査目的は収益につながるようになっていなければならない。
なぜなら、調査には時間とお金がかかる。その分を回収しなければならないからだ。したがって、「調査に意味があった」と捉えるには、時間軸のどこかで収益につながるというロジックが見えていないといけない。

例えば、「○○が発見だったね」と満足してしまうことがあるが、so what?まで考え切らないと片手落ちだ。本記事では、上記の観点をもって調査票をレビューする方法をお伝えしようと思う。

何を持って収益につながると判断するのか

まず、収益につながるかどうかをどう判断するかが問題だ。
早速難しい問題だが、大きく以下の2つだと考える。

1. 戦略・方針の見直しにつながる(リソースの効率的な活用は収益につながる)
2. 打ち手(行動)につながる(打ち手は収益に直結する)

上記を踏まえて、既存ユーザーに定常でアンケートをとっている方は調査票を手元に用意して自問してみてほしい。

・「設問1の選択肢Aが○○%だったら、何をすべきか見えているか」
・「設問2の選択肢別に設問1,3の回答差異を見ることで、何をすべきか見えているか」

本当に、調査結果がでた後まで考えきって設計できているだろうか。もし考えきれてないという場合は、今手元にある調査票の設計が合理的か確かめる方法をお伝えするので読み進めてほしい。

判断方法

※(例として、性別を聴取する場合)
1.クロス軸として見る場合に、前述2つに当てはまるか
例)男性と女性で顧客課題や購入理由などに差異があった場合に戦略見直しや打ち手につながるか

2.データとして見る場合に前述2つに当てはまるか
例)男女比率がどうであれば戦略見直しや打ち手につながるのか(男性が2割なら?5割いたら?10割なら?)

今の調査票の右端に上記の判断基準2つ×手法2つの4つの列を追加し、○×でチェックしてみることがおすすめだ。

今回の方法は骨の折れる作業なので、調査の効果を最大化するためでは労力に見合わないように感じるかもしれない。だが、むしろ調査をきっかけとして、考えきれていない部分まで考えることが狙いだ。

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