ソクラテスはなぜ偉大なのか?

哲学とは

哲学とは、本当のことを知ろうとすること。真理を追い求めること。

インサイト部でやりたいことと、一致しているので興味を持ちました。

そこで哲学について簡単に調べてみることにしました。

ちなみに、ソクラテスとは有名な哲学者の名前です。

真理ではあるが、発展性がない

プロタゴラスの相対主義という考え方があります。 “ソクラテスはなぜ偉大なのか?” の続きを読む

諦める力とは

諦める力とは

諦めるというのは、逃げることだと思いがちだ。

ただ、方向転換という見方もできる。スタートアップ企業界隈でも、事業の方向転換のことをピボットと呼ぶ。

誰しも今の人生の横に並行して走っている別の人生がある。それは機会損失という見方もできる。決してパラレルワールドの話をしているわけではない。

したがって、諦めることは、方向転換することであり、他の可能性を広げることとも見える。逆に言うと、諦めないことは、他の可能性を諦めることでもあるのだ。

つまり、諦める力とは、目的を達成するために手段に関して適切な方向転換を行う能力のことではないだろうか。

勝利=戦略×努力

勝利とは、労働市場・恋愛市場・受験市場など、参加者の中から自分が選ばれることとする。

戦略とは、時間の投下先に関する取捨選択と優先順位付けを行うこと。柔らかく言うと、やること・やらないこと・大事なこと・大事でないことを決めること。

努力とは、ある目的のために人並み以上の時間を投下すること。とでもしておこう。

勝てない原因として、まず要素分解してみると、以下のようになるだろう。 “諦める力とは” の続きを読む

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

本の読み方が変わる

戦略的読書術に内容が近かったが、より具体的で、行動に掻き立てられた。べからず集が良かったのかもしれない。

読書の成果とは

今自分に必要な1、2行のアイデアを得るために本を読む。読むというより、探すという表現が適切。そして、その場でモノの見方や行動を移す(変える)。それが読書の成果となる。通読することには何の意味もない。

共感したことに線を引くな

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図解「やっかいな相手」がいなくなる上手なモノの言い方

読書の論点

対人関係のストレスを減らすにはどうしたらいいか?

状況を変えるために自分にできることは何か?

“他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる”

これが大原則で話が展開される。相手を変えることはできないので、相手(結果)を変えるために自分(原因)にできることはないかと自問する。

どんなことでも自分と相手にそれぞれ原因(コントロールできる要素)はある。ビジネスと同じように管理可能な原因を変えることで、結果を変えるという姿勢でいることが大事。

自分を主語とした質問を自分に投げかけることによって、有意義な行動につながるのだ。 “図解「やっかいな相手」がいなくなる上手なモノの言い方” の続きを読む

すぐに未来予測ができるようになる62の法則

「確率思考の戦略論」で紹介されていたので、気になって読んでみた。未来予測のノウハウはよくわからなかったが、ユニークかつ面白い視点を吸収できた。 “すぐに未来予測ができるようになる62の法則” の続きを読む

完全独習 統計学入門

統計学の分類

  • ネイマン・ピアソン統計学
    • 記述統計
    • 推測統計
  • ベイズ統計学

ネイマン・ピアソン統計学のアウトプットは、予言(一つの可能性)と予言的中確率。ベイズ統計学のアウトプットは、各選択肢(可能性)の発生確率のみ。ベイズ統計学のほうがサンプル数が少なくても、一応の確率(結論)をだしやすいため、ビジネス向きとのこと。

標準的な統計学と比較すると浮き彫りになる!ビジネスに向いているベイズ統計学の特徴

ネイマン・ピアソン統計学の基本がわかる

本書はネイマン・ピアソン統計学の入門書だそうだ。95%は理解できたので、かなりわかりやすい本だと思う。以下の2つについて、本質を理解することに絞って、数式が最低限に抑えられている。 “完全独習 統計学入門” の続きを読む

群衆の知恵から学ぶ

「確率思考の戦略論」に、群衆の知恵(Wisdom of Crowds)という言葉が紹介されていた。日本でも「みんなの意見は案外正しい」という本がでている。ちなみに、ググれば理解できるので読む価値はないと思う。

群衆の知恵とは

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確率思考の戦略論(2)

数式中心に読み込んでみた。MとKの概念を理解できると、本の主張がものすごく理解できるようになった。Mを増やすという目的に沿って戦略が構築されているのがよくわかるので、数式もちゃんと理解したほうがいい。ざっくり要約してみた。

ただ、数学の話はちんぷんかんぷん。二項分布、ポアソン分布までは理解できたが、結局予測モデルをどうやって使うのかがわからなかった。あるカテゴリの市場規模を予測したいのだけど、やり方がわからない。他の人がブームに乗っかって実践編とかださないかな。

顧客数を増やすこと(水平拡大)を安易に諦めてはいけない

顧客数を増やせば、一人あたりの購入回数が増えるという法則が面白い。任天堂も顧客数にこだわってると聞いたし、TDRはスター・ウォーズとか入れてディズニーに興味ない男性も取り込もうとしてたりする。AKB総選挙でも、ファン数を増やせば、一人あたりのCD購入数も増えていくわけか。

ソーシャル・ゲームやアイドルについては、ファン数多い=魅力度が高いということだけでなく、利用者数が多いからこそ、競争が激しくなったり、承認欲求が強く満たせるようになったりして購入回数が増えそう。ニッチな商品だと、絞り込みたくなるけど、LTVを上げるためにも、客層を広げられないかアタマをひねるべきらしい。

量的調査の制約を知って適切な用途に絞って活用する

後半の量的調査(アンケート)に関して、消費者の認識=現実ではないという点はかなり重要。唯一、習慣と相対的順位は、認識=現実になりやすいというのも、消費者調査の実務者として激しく同意。道具というのは、特定の用途でしか使えないモノ。量的調査は道具。したがって、何に利用できて、何に利用できないかを知っておくことが大切。

競合の捉え方が腹落ちする

商品カテゴリ>ブランドという2つの粒度において、消費者はEvoked setを持っており、その中からプレファレンスに基づく確率に従って購買意思決定を行うという視点が面白い。バナナはフルーツというカテゴリで認識されているが、朝食のEvoked setとして持たれている食パン・ヨーグルト・コーンフレークなどと同じカテゴリの競合であって、その戦いの後にフィリピン産なのか、チリ産なのかみたいな戦いが始まっている。

消費者にとっての代替案が競合であって、調査機関やメディアがくくるカテゴリはどうでもいいという話が腹落ちすると思う。この説明はありがたく盗ませていただく。

自然に逆らわない方針がイイ!

”本来そうなるはず”という状態を数値でだして、現実とのギャップを伸び代と捉える考え方が面白い。流れに逆らわず、結果のでやすい点に絞ってリソースを投下するという方針が徹底されていることに感銘を受けた。自分の価値観にすごく合う。勝てるとこで戦うというマーケッターらしい考え方ですごくいい。

質的調査のコツは書いてない

戦略フェイズでは量的調査が活用されることが多いが、いざ戦術に落とす場面では圧倒的に質的調査が役に立つ。インサイトを見つけられなければ、平凡な方向性にもとづいて、アイデアだしを行うため、普通の会社のやり方と同じで実効性の高い施策はなかなかでない。

自分でサービスを体験しつくして消費者視点を持つ・カテゴリの購買行動にとどまらず価値観や悩み事など総合的な理解に努めるべしということぐらいしか書いておらず、インサイトを見つける具体的な方法は書いていなかった。もしかしたら、あまり得意ではなく、その部分は他の人に補ってもらっているのかもしれないが、著者のこだわりも聞いてみたかった。

確率思考の戦略論

読書の論点

  • なぜ評判が良いのか
  • 確率思考の戦略論とは何のことで、何が有用なのか

感想

評判が良いので流し読みしてみたが、いまいち刺さらなかったので、他の書籍も読んでみた。

マーケティングフレームワークに関する真ん中の本で全体像を掴めた。以下のように目標→戦略→戦術と落とし込むという前提で、伸びしろを数値化するという部分をどのように行うかに関して、斬新かつ説得力のある内容だったので評判がいいのかと納得した。
※伸びしろ=ビジネスドライバー(結果を左右する要素みたいな意味)

  • トップラインの伸びしろの仮説をたてる(どこで戦うか?)
  • 伸びしろを数値化して検証する+数値を目標として設定する
  • 伸びしろを獲得する必要要件をだす
  • 必要要件にしたがって事例をあつめる
  • 事例をヒントにしてアイデアをだす

数値で裏付けることで目標に納得感があれば覚悟(コミットメント)をしやすくなるし、今の戦略や戦術で必要十分なのかをプランニングの段階で判断できる点が有用だと思った。

本を肴に考えたこと

私もP&G出身の上司のもとでゼロからマーケティングを学んだため、本書に載っている横文字は聞き慣れたものが多く、上司も著者(元P&G研修担当)から教わったのかなーと思った。「消費者の代弁者」という言葉も当時はよく聞いていたが、最近意識してなかったので改めていい言葉だと思った。

ところで、「空気のつくりかた」もマーケティングの話だったが、この著者も空気のつくりかたがうまいと感じた。例えば、東北大地震の後の自粛モードを打破するためのコミュニケーションは、空気のつくりかたとして、秀逸だったと思う。空気を支配する影響力を持つ人(橋下知事)を介したこと・「大阪から日本を元気に」というメッセージが関西人の誇り(インサイト)をくすぐったのではないだろうか。空気は偉い人が決めていることが多いと思うので、「不幸な人がいるのに楽しんではいけない」という空気を変えられるのは、偉い人だったのかもしれない。この辺はかなり、自分の視点がかなり偏っていそう。

空気という言葉は定義が曖昧であるため、当初は拒否姿勢に入ってしまっていたが、その言葉の意味がだんだんと腹落ちしてきた。自分なりに定義はしてみていたが(空気のつくりかた)、わざわざタイトルにつけるまでした理由がわかっていなかった。空気を読み、操ることがマーケッターには必要なスキルなのだと腹落ちできた。

【空気】 みんなが期待していること
(ヒエラルキーのある集団の場合は、「立場の偉い人」が期待していること)
※「空気がよめない」とは、みんなが期待していることを理解できずに行動してしまうこと。みんなが疲れていて早く帰りたいのに、長いスピーチをするおじさんなど。

集合的無意識と同じ意味だと捉えているが、「自我の共有」とも捉えられる気がする。偏った見方になるが、「自我の押しつけ」や「同調圧力」とも言いかえられるかもしれない。構造として、多くの人は圧力に従う中で、従ってることを自分や外に示すために、誰かを叩き空気を強化しているだけで、0→1で空気を作っている人は極一部だと思う。この辺の構造について解説した本は一度読んでみたい。

マーケティングフレームワークの本(USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門)は、高校生の長女でもわかるように書いたらしいが、「マーケティングって楽しい!」と思わせてくれる本になっていると思う。自分はマーケッターとしてキャリアを築いていきたいのか、いくべきなのかを迷っていたが、この本を読んでやはりマーケッターとしてこのままいきたい、いくべきではと思い始めてきた。

ただ、検討すべき課題もある。マーケティングという仕事はWhatではなく、方法論(HOW)であって、なかなか専門領域にしづらい。Whatは、宣伝担当だったり、消費者調査担当だったり、企画担当だったり、会社や業種によって様々。どれか一部だけやってもマーケティングの力を活かせてるとは思えないし、全てを管理できる立場にはなかなかなれない。したがって、そういった立場になれる環境を選んで仕事をしていかなければならないのだろう。

それを踏まえると、消費財のマーケティング部門が成長環境として最適な理由は、そういった稀有なポジションがたくさん用意されているからではないだろうか。他の組織は、消費者の代弁者となる人がいないし、いても権限がなくてWhatに踏み込めないことが多いのではと思う。

また、マーケッターは商品やサービスを利用して、体で消費者視点を得なければいけないというのも、本書には書かれており、自分はこれが苦手だ。人間の行動原理には興味がものすごく強い一方で、ほとんどの商品やサービス、特にエンタメに興味がもてない私にとってはかなりの苦行だ。したがって、好きなことを知っておく必要がある。

著者もヘアケアよりはテーマパークのほうが楽しくて、プラスアルファの力がでるというようなことを書いてあるように、好きなことをやったほうが力がでるというのは自明なので、好きなプロダクトを選ぶにこしたことはない。深く知ったり、色々な角度が見たりする努力をした上で、好きになれそうにないものは諦める。