消費者インサイト事例まとめ|更新中

2016/11/24更新!

自分らしく生きたい(アナ雪と家政婦のミタ)

アナ雪のエルサと家政婦のミタには共通点がある。2人とも他人に害を与えてしまった事故がキッカケで自分の個性を抑えて生きていくことになる。その後、周りの人の愛によって解放できるようになるという点。

なぜこれがヒットにつながるのだろうか。誰しも「こうでなければならない」という自我や空気、社会的規範に縛られて苦しいと感じてるのではないか。「自分らしく生きること=社会的抑圧からの解放」の共感がインサイトなのかもしれない。

自分が聞きたいことだけ聞きたい(占い師)

占いを利用するインサイトは、「自分が求めている回答だけを聞いて安心したい」ということではないだろうか。「目の前の現実から逃げることを肯定してほしい」とも言えるかもしれない。人が生きるためには希望が必要だ。詳しくは以下の記事をご覧あれ。現実逃避にまつわるインサイト

自分の生き方も認めてほしい(女性ファッション誌)

「大人女子」というキーワードは、「アラサー未婚でも、かわいさを追求すること」を肯定するキーワードという見方ができる。20世紀の価値観では、「結婚して子供を作ることが幸せである」という空気があったが、それを壊そうとしたことで支持を集められたのだと思う。

とはいえ、今も実際にそういった空気は強くあるように思うので、おしゃれしたり、遊んだりする際に現実逃避のような罪悪感や劣等感を覚えているのではないか。最初に打ち出したのは、SWEETかGLAMOROUSのどちらかのようだ。

パンケーキ好きな自分が好き(パンケーキ)

パンケーキ自体が好きなのではなく、SNS(Instagram)を通じて具現化する「パンケーキを食べるようなイケてる自分」が好きということ。詳しくは以下の本を参照。
買う5秒前の

インスタジェニックな商品という特集が日経トレンディでも組まれていてそれも面白い。ボタニストや付箋ノートなどがよくでてくる。蛇足だが、SNSで自分という偶像を演出することで、自分のことがどんどんかわいくなっていて、他人に興味がもてなくなり、恋愛をしなくなるという傾向もあるらしい(映画プロデューサー川村元気談)。

感情が揺さぶられた理由がわからない(時をかける少女)

「時をかける少女」を観た時に、「何かよくわからないけど、いい意味で悲しくなった」のは、私にとってわからない部分があったからだ。

マコトに自分を重ねて悲しくなったのだが、自分の何がいけなかったのかはすぐに理解できなかった。そして、理解しないといけないという衝動に駆られた。

何度か観てようやく、「一度しかない青春時代、かけがえのない時間を、自分のしょうもない欲望や情けなさ、弱さによって棒に振ってしまう現実」に気付かされたのだ。

ようやく心の浄化が終わり、満足できた。

出典:「君の名は」「時かけ」の共通点とは

子供の時に感じたワクワクをもう一度(ファイナルファンタジーレコードキーパー)

懐かしい気持ちと言い換えることもできる。昔好きだったモノに触れると、当時の気持ちが蘇ってきて何とも言えない快感と切なさが押し寄せてくる。FFレコードキーパーは歴代のFFシリーズ全てを追体験できるゲームだ。FFは音楽が人気の理由でもあるため、記憶を呼び戻す効果は抜群だ。

私にとってもゲームは特別な思い出だ。クロノ・クロスが私のベストゲームだ。ゲーム機を持っていないのに、ブックオフでクロノ・クロスのソフトを安く買って部屋に飾っていた時期があった。それだけ強烈に行動を駆り立てるインサイトだと思う。

最近放映されていたディズニーの3,40代女性向けのTVCMも、学生の時に友達と行った記憶を呼び戻す効果が狙っていた。

成功者の優越感に浸りたい(フェラーリ)

何かを成し遂げた時、人より優れた結果を残した時、人はその現実を確認したくなる。お金はいくらあっても現金を手元に置いてない限り実感が湧かないだろう。モノを買ったり、特別な体験をしたり、人の目を感じて始めて実感が湧いてくるモノだ。

卑近な例だが、私もTOEICで980点とったときは、社会的成功の披露場所であるFacebookで思わず共有してしまった。履歴書に書くのも誇らしかった。

みんなが幸せになる(ディズニーランド)

ただ利用者が幸せになるだけでは、核心をついていない。「みんなが」幸せになることが重要だ。世界に入れば、誰も裏切られない。幸せでない人は一人もいない。そんな空間が心地良いのだ。